So-net無料ブログ作成

感知器配線の断線障害を修理 [ただのお話し]

スポンサードリンク




工場にて

火災受信機のランプが点滅しているとの連絡を受けて調査に伺うことになりました。
その工場の点検は他社が行っているのですが、なぜか点検のみで修理関係はせいぜいバッテリー交換くらいしか対応しないそうなのです。

それってあり?点検だけやってあとこのとは知らない・・・って対応で会社が成り立つのか?不思議ですね。

工場という用途から工場のラインが止まってからの作業になります。まあ、残業ですよね。まして自社で点検をやっていない現場ですからちょっと想像が付きません。

点検報告書か図面を見せてもらえればスムーズに作業ができるかも?なんて考えで事前に準備だけしてもらうように伝えていざ訪問します。

幸い図面をお借りすることが出来たので、必要な箇所だけコピーを取らせてもらい断線障害が出ている警戒へ移動します。

断線障害の基本はやっぱり総合盤付近からスタートでしょう。ということで実際に感知器の動作試験を始めていきます。どこで感知器が作動しなくなるかを試すのですが、1警戒数十個の感知器が接続されているこの工場、全部チェックしなくても・・・

と考え5個に1個くらいの割合で配線図を見ながら感知器の作動試験を繰り返していきますが、きれいに終端抵抗の位置まで作動してしまうのです。

テストしている警戒が違うのかな?って疑問に思うほど不思議な現象・・・一応受信機係にテスト警戒が正しいか確認するもチェック警戒は正しいとのこと。

じゃあ、図面が間違っているのか?

ここで2者択一です。断線の警戒の感知器を全部テストする。OR図面の通り終端抵抗が接続されているかを見るために感知器を取り外してみる。

5個に1個の割合とはいえ、終端抵抗の位置のまで作動するのだから抵抗の不具合とかその辺を疑いたいのが心情です。

図面を疑うと信用できる資料がなくなってしまうので全数テストではなく感知器を外してみることにしました。

結果は、、、

図面の位置に終端抵抗がないのです。工場の方々に増改築の範囲とか、どの順番に建物を改修していったかを尋ねますが、詳しい人がいません。残業の時間ですしね。まあ、帰りますよね。普通は。

ここは経験と「勘」で勝負していきます。外した感知器には2Cが1本と4Cが1本が集まっていた。この位置に抵抗がないと言うことは4Cの赤白の2Cしか使っていないと考えるのが自然。

この4Cを追求していくことにしますが、なんせ未開の工場です。歩いたことのない現場ほど時間のかかる作業になります。工場の方々も早く帰りたそうにしています。こっちも帰りたいなあ・・・

天井裏に顔を入れて配線ルートを探り配線が伸びている大体の方角を見ます。

すると、あれ、

なぜか総合盤へ向かっているような気がします。しかもこの警戒の一番初めに見た総合盤ではなく隣の警戒に位置する総合盤へ向かっています。

そして何も考えずに発信機を押してみます。結果は、はい、作動しませんでした。

1警戒に総合盤が2台あったのですね。確かに昔の基準じゃ末端に発信機または回路試験機をつけることになっていますね。(教科書は今も変わらないのかな?)

で、総合盤を開けてみると・・・錆びだらけ
これじゃあね。調子も悪いよね。って感じで、立ち会ってくれているお客さんも納得の様子でした。

感知器配線を一応短絡してみると断線していた警戒が無事作動します。仮に終端抵抗を取り付けして後は修理をするのですが、消火栓組み込み方の発信機、ベル、表示灯は皆ボロボロの状態、内装板なんか形もない状態です。

消火栓箱はSUSの立派なものが設置されています。

総合盤内に樹脂製のプールボックスを取り付けてジョイントをすること、防滴ベル、発信機、表示灯を一式交換することにしました。

あら、また来なきゃ行けないの?って率直な感想ですが、ご依頼されたので改めてお伺いして無事工事は完了しました。

正しい資料が残っていれば、不具合改善には大活躍ですね。逆に資料が残っていない現場は結構キツイ・・・状況にもよりますが、、、

やっぱり、竣工図面は大事ですね。



スポンサードリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました