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消火栓ポンプの呼水槽の役割 [ちょっと役立つかも?]

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呼水槽の役割は消火ポンプのケーシング内に常時水を入れておくためです。
なぜ、ポンプのケーシングに水を入れるかって?

ポンプのケーシングに空気が入っていると消火水槽から水をくみ上げることができません。また、ちょっとだけ空気が混入していてもポンプ本来の性能が発揮できません。

この場合は締め切り運転や定格負荷運転をしてみるとわかりますし、定格負荷運転を続けていると、うまく空気が抜ける場合があります。
サクション管の横引き配管が長い場合は呼水槽の落差圧力で消火水槽側に空気を押し出せないことがありますので、一度連成計を外してみることや、ポンプの通気弁を開けて空気を抜きながらポンプに充水していきます。

このように説明するとそれだけ?って物足りなくありませんか?
ここでは、呼水槽減水警報が発生する原因についてわかる範囲で記載していきますね。

ケース1 フード弁の不良又はサクション管(吸い込み管)に穴が開いている。
呼水槽減水警報のほとんどの原因はこれではないでしょうか。

警報に気づかずに放っておくと消火水槽が満水になります。消火水槽にオーバーフロー配管がない場合は水槽から水が溢れてくることもあります。

このケースを調べるには、呼水管のバルブを閉じてみて呼水槽に水が溜まればフード弁の不良又はサクション管(吸い込み管)に穴が開いていることになりますから、セットで交換することをお勧めするべきでしょう。(私はフード弁がSUSでも交換推奨してます。)

消火栓やスプリンクラーなどポンプを使う設備ではこの不具合が発生すると消火設備としての機能を失うことになりますので、待ったなしで修繕が必要になります。

私の経験では加圧送水装置を除く構成部品に該当しないという理由から工事の前に着工届が必要になります。不具合が発生しているのにも関わらず修繕までに最低10日の遅延が自動的にかかります。即修繕したいのに矛盾が生じますね。

必ず地域の消防さんとご相談くださいね。

ケーズ2 呼水槽内部のオーバーフロー配管に穴が開いている。

このケースを調べるには、呼水管のバルブを閉じてみても呼水槽の水が減ってしまうことです。きっと呼水槽内部が腐食していることと思います。

同様に着工届からの手続きが必要です。地域の消防さんに確認してみてくださいね。

ケース3 ポンプ室がビチャビチャに濡れている。

単純にどこかの配管や呼水槽に穴が開いています。凍結によりポンプが割れてしまっている場合は当然水浸しですね。

ケース4 停電があった。

今どきの制御盤はこんなことはありません。しかし、作業停電が終わるたびに毎回ポンプの警報が鳴っている、こんな問い合わせがありました。

対処方法は制御盤内部にあるリセットスイッチを押すだけ・・・

ケース5 放水後に呼水槽減水が発生してデリベリ(吐出側)のバルブを仕切ると呼水槽に水が溜まりだす。

ざっくり説明します。単純に呼水槽の位置より放水した箇所の消火栓バルブの位置が低い位置にあり、消火栓バルブが開いている状態である。

普通は使用した消火栓のバルブを閉めてからポンプを停止しているのでそんな事は起こらない。消火栓のバルブが開いた状態でポンプを停止していたらウォーターハンマーがすごいはず・・・

凍結防止のために配管の水抜きをしようとしてデリベリの仕切弁を締めてから床ピットの水抜きバルブや建物の一番低い箇所のバルブを開きますね。

しっかり水抜きを行うためには最上階の消火栓バルブを開けて配管に空気を入れなくてはいけません。

しかし、配管ルートが複雑な場合は必ずしも通気箇所が最上階1箇所とは限りませんので、経験を積んで適した場所を開けて通気をして消火配管内に十分な空気を満たす必要があります。

他にも・・・

屋外消火栓のケースも読んで下さいね。

いつもありがとうございます。


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コメント 2

消ちゃん

呼水槽、ポンプ、水槽間の配管図と各名称が一緒に添付してあれば、より理解できました。(素人の一言)
by 消ちゃん (2016-07-10 11:54) 

みたきり

お読みいただいておりがとうございます。
ご指摘の通りです。
今はブログの知識も技術もありません。
記事更新もなかなかできませんが、お役に立てるようにレベルアップに努めます。
また、機会がございまさしたらお寄りください。
by みたきり (2017-11-03 13:38) 

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